協会ニュース 『陶説』平成31年 / 令和元年2月号より

▼「第60回記念 日本陶磁協会賞受賞作家展」

43名の歴代受賞作家による優品と、「季節を彩る器」をテーマとした作品を合わせて約150余点の展観です。

また、歴代受賞作家の作品とともに、関西で開催された「第3回日本陶磁協会奨励賞 関西展 京都・滋賀・奈良・和歌山・大阪・兵庫」の受賞作家、木野智史氏・小坂大毅氏・迫能弘氏・中村譲司氏・福本双紅氏の受賞作品および新作を特別展示いたします。

 会期
2019年1月25日(金)〜2月11日(月)
 会場
和光ホール
(東京都中央区銀座4―5―11和光本館6階 ☎03―3562―2111)

▼「2019年度日本陶磁協会茶会」のご案内

本年も5月16日(木)に東京美術倶楽部にて「2019年度 日本陶磁協会茶会」を催すこととなりました。今回は重文展示室において日本陶磁協会賞受賞作家展の第60回記念として、「近現代巨匠の茶碗展」を開催いたします。それに関連しまして、武者小路千家の千宗屋様に「近現代巨匠の茶碗」と題してご講演をお願いいたしました。皆様のお越しをお待ちしております。

 日時
5月16日(木)午前9時~午後3時(受付:午前9時~午後2時)
 会場
東京美術倶楽部・茶室(東京都港区新橋6-19-15)
 茶席
濃茶席 席主 神通青山居
薄茶席 席主 日本陶磁協会理事
点心席 東京・吉兆
 会費
会員 15,000円
一般 25,000円
 定員
400名(要申込、先着順)
 講演
講師:千宗屋氏(武者小路千家)
題名:「近現代巨匠の茶碗」
時間:午後1時より
定員:300名(講演会も要申込、先着順)
 展観
「近現代巨匠の茶碗展」

■申込方法
会員番号・名前・住所・電話番号・同伴者人数をご記入の上、葉書にてお申込みください。折り返し振込用紙と入席券、講演会をお申込みの方には聴講券もあわせて送付致します。

▼「第16回波山の夕べ」開催

日時 3月3日(日)18時〜
会場 しもだて地域交流センター・アルテリオ1階集会室
   (茨城県筑西市丙372)

今回のテーマは「波山と暮らして」
講演「板谷家住込みのお手伝いさんと語る、波山の仕事、波山の暮らし」のほか、映画「板谷波山先生米寿記念祝賀会」(昭和34)も初公開されます。波山のお孫さん方、長塚アイ子氏、渡辺朝子氏、荒川正明氏(学習院大学教授)をゲストに催されます。詳細はT’s設計室(☎0296-23-2607)までお問い合わせください。(本誌92頁も参照)

▼「未来を担う美術家たち  21st DOMANI・明日展
  文化庁新進芸術家海外研修制度の成果」

国立新美術館(☎03-5777-8600)にて3月3日(日)まで開催

文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度」を1967年度から実施。美術分野では、その研修成果の発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始。今展では「平成の終わりに」をサブタイトルに、昭和50年代に生まれ、平成時代に表現者を目指した9作家による、「元号」(日本)と「西暦」(海外)を往還しつつうまれた表現を紹介しています。あわせて、文化庁所蔵よりイタリア・フィレンツェでの滞在制作経験をもつ三瀬夏之介をゲスト作家に迎えます。9作家のうち、陶芸では2007年にフランス・パリにて研修をした和田的氏の作品が出品さます。(本誌77頁も参照)

▼「森克徳展~しなやかな陶志~」

高浜市やきものの里かわら美術館(☎0566-52-3366)にて3月24日(日)まで開催

三州瓦の産地である高浜で昭和30年に、陶器製造業の次男として生まれた森克徳の作は、時代を経る毎に、挑戦的な造形から自然に溶け込むような緩やかな造形へと変化しています。また、いぶし瓦の焼成技法から作り出す〝いぶし銀〟を際立たせた幾何学的な構成、熔解する釉薬の特性を活かした緩やかな造形、三河土の温かみを引き立たせる彩色など、それぞれの素材の特徴を組み合わせることで、独自の世界観を表現しています。本展は制作年代を追って展示することで、作風の変遷を辿っています。(本誌80頁も参照)

▼「多々納弘光の仕事」

出雲民藝館(☎0853-22-6397)にて2月24日(日)まで開催

出西窯の創業メンバーの一人であり、2017年6月に逝去した多々納弘光が出西窯で担っていた仕事は、主にハンドル(把手)付けと、型を使って成形する作品の製作でした。櫛描・点打・縄文・指描きなど様々な技法の装飾が施された作品には弘光の美意識が表れています。

▼「庫太郎の四つの仕事-平野庫太郎回顧展」

秋田県立博物館(☎018-873-4121)にて2月13日(水)~3月31日(日)に開催

昨年逝去した、陶芸家で秋田県立美術館館長の平野庫太郎氏の陶芸作品が、「辰砂」「釣窯」「天目」「練り上げ技法」の仕事を中心に約20点紹介されます。

▼「第4回大美アートフェア」

日 時:2月23日(土)~25日(月)10時〜18時
    (入場は30分前まで、25日は午後5時まで)
会 場:大阪美術倶楽部(大阪市中央区今橋2-4-5)
問合先:☎06-6231-9626

谷松屋戸田商店・井上オリエンタルアート・しぶや黒田陶苑・前坂晴天堂ほか、64店舗の新・古美術商が出展します。

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