◆2022年度 日本陶磁協会賞・金賞受賞記念 伊勢﨑晃一朗・十四代 今泉今右衛門展のご案内◆
会期(予定):2023年10月2日(月)~10月7日(土)
会場:壺中居 東京都中央区日本橋3-8-5
全国の美術館・博物館の学芸員、美術ジャーナリスト、ギャラリー関係者、陶芸家(金賞受賞者)で構成された推薦委員85名より候補者を挙げていただきました。その候補上位者の中より、2023年2月13日(月)に開催された選考委員会で8名の選考委員が投票した結果をふまえ、選出しました。
◆2022(令和4)年度日本陶磁協会賞・金賞のご報告◆
日本陶磁協会賞 伊勢﨑晃一朗[いせざき・こういちろう]
受賞理由
斬新な造形を伝統的な備前焼の技法のなかで挑戦し続ける姿勢、さらにその幅が拡がり完成度が高まることへの期待から受賞となりました。
経歴
- 1974年
- 岡山県備前市生まれ
- 1996年
- 東京造形大学彫刻専攻卒業
- 1998年
- 渡米 ニューヨーク在住の陶芸家ジェフシャピロ氏に師事
- 2000年
- 帰国後、父 伊勢﨑淳に師事
- 2009年
- 「茶の湯の造形展」(田部美術館)奨励賞(12、16年とも)
- 2012年
- 第5回 岡山県新進美術家育成「I氏賞」奨励賞
- 2014年
- 第15回 福武文化奨励賞
- 2022年
- 日本伝統工芸中国展日本工芸会賞
日本陶磁協会賞金賞 十四代 今泉今右衛門[いまいずみ・いまえもん]
受賞理由
絵付けにおける新しい表現方法へのたゆまない試行を続け、一方で日本のやきもの並びに工芸会、地域への惜しみない活動が高く評価されました。
経歴
- 1962年
- 佐賀県有田町生まれ
- 1985年
- 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業
- 1988年
- 京都・鈴木治氏に師事
- 1990年
- 有田・父 十三代 今右衛門のもと、家業(今右衛門窯)に従事
- 2002年
- 十四代 今泉今右衛門を襲名
MOA岡田茂吉賞工芸部門最優秀賞 - 2009年
- 紫綬褒章
- 2012年
- 日本陶磁協会賞
- 2014年
- 重要無形文化財「色絵磁器」保持者
- 2017~18年
- 「今右衛門の色鍋島」展(兵庫陶芸美術館、愛知県陶磁美術館他)
2021年度 日本陶磁協会賞・金賞受賞者選考経緯
『陶説』2023年4月号(No.837)でご報告の予定です。