協会ニュース 『陶説』平成16年12月号より

▼「第46回日本陶磁協会賞受賞作家展」が、平成17年1月19日(水)から29日(土)まで、銀座・和光6階の和光ホールで開催されます。今回は、各作家のメイン作品の他に、テーマ「こころ和む器たち」の愉しい食器もたくさん出品されます。なお、出品作品の一部を1月号の口絵でご紹介しますので、ご覧下さい。ご来場をお待ちしております。

▼10月29日、政府より文化勲章と文化功労者の発表があった。今年度の文化勲章には、歌舞伎の中村雀右衛門氏 (84)、中国古代文化の白川静氏 (94)、宇宙線物理学の戸塚洋二氏 (62)、篆刻の小林斗盦氏 (88)、日本画の福王寺法林氏 (83)の5名が選ばれた。また、文化功労賞には、陶芸の大樋年朗氏 (77)以下、15名が選ばれた。大樋年朗氏は、日本芸術院会員。日本陶磁協会理事で、金沢 支部の支部長。心よりお祝い申し上げます。

▼このたび常滑焼の山田常山氏 (人間国宝)が旭日小綬章を、九谷焼の澤田富雄氏、京焼の土山忠男氏、波佐見焼の中村平三氏が瑞宝単光章を受章されました。心よりお祝い申し上げます。

▼金沢21世紀美術館が10月9日、金沢市広坂1丁目2-1に開館した。旧金大付属小中学校跡地約2万7千平方メートルに建設されたもので、全面ガラス張りの開放感あふれる円形デザインの美術館だ。
国内外の作家による1900年以降の作品や金沢にゆかりのある作家の質と創造性に優れた作品、クリエイターによる自作品の展示販売など、絵画、彫刻、工芸、デザインに限らない新しい近現代作品を中心に展開される。また、作家が滞在制作を行えるプロジェクト工房 (最近はこうした創作研修が流行)や、一四の展示室、子供が主体となった作品やワークショップを展開するキッズスタジオ、国内最大級の市民ギャラリー、演劇やコンサートが開催されるシアター、カフェレストラン、ミュージアムショップなどで構成され、芸術と市民交流を融合した新しいタイプの美術館を目指す。

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