協会ニュース 『陶説』平成14年4月号より

▼2月15日に老衰のため死去された根津嘉一郎理事長の通夜および葬儀が2月20日午後6時から、2月21日午後1時から港区芝公園4-7-35の増上寺大殿で行われました。喪主は長男で東武百貨店社長の公一氏。根津氏は、平成2年8月6日に理事長に就任。以来12年間にわたり当協会の運営・発展のため尽力されました。長年の労に対し、心より感謝申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げます。なお、根津理事長の後任といたしましては、服部禮次郎常任理事が新理事長として候補にあがっております。いずれ決定次第、ご報告申し上げます。(3月25日の理事会にて新理事長に服部禮次郎氏が決定いたしました。)

▼第52回定期総会が5月29日(水)午前11時より日本医事新報社3階会議室で開催される予定です。今年度の日本陶磁協会賞贈呈式は、10月22日より29日まで銀座・和光ホールにて「鈴木五郎・森陶岳受賞記念展」が催されますので、これにあわせて10月に行います。よって、5月は総会のみとなります。4月中に会員の皆様のお手元に、総会の案内状が届きますので、出席されない方は必ず委任状をご返送下さい。よろしくお願い申し上げます。(事務局より)

▼水戸支部の研究会が4月14日、午前10時から午後3時まで、きくやホテル2階で開催されます。演題は「桃山時代の陶芸について」。講師は黒田和哉常任理事。会費は3000円(昼食代を含む)。終了後、黒田氏を囲み懇親会を同会場で催します(会費5000円)。お申し込みは4月5日までに下記の住所へ。
 水戸市南町3-4-5 日本陶磁協会水戸支部 中山義雄 電話029-224-2317まで

▼この度、13代中里太郎右衛門氏が京都大徳寺本山にて得度し、大徳寺派管長福富雪底老師より安名「吟風宗松」、菴號「逢庵」を授かりました。なお、14代中里太郎右衛門は長男・忠寛氏が襲名いたしました。

▼2002FIFAワールドカップTMが日韓共同で開催されるのを記念して、大阪歴史博物館にて「韓国の名宝展」が3月16日から5月6日まで開催される。韓国内の主要な博物館・美術館から集められた韓国の国宝・宝物など70点を含む約270点の名品を公開。国宝金冠(三国時代)や国宝薬師如来立像(統一新羅時代)、国宝青磁透彫七宝文香炉(高麗時代)など日本人の眼で選んだ美術品ではなく、韓国人の眼で選 んだ名品と出会えるのも楽しみ。
 大阪歴史博物館 大阪市中央区大手前4-1-32 電話06-6946-5728

▼春季特別展「永青文庫 細川家の名宝」が4月6日から5月19日までMIHO MUSEUMにて開催されます。細川幽斎・三斎以来の伝世品に加え、護立・護貞両氏のコレクションを含む、茶道具、中国美術、絵画、書、工芸等、約190点(国宝4点、重文20点)を展示。
 MIHO MUSEUM 滋賀県甲賀郡信楽町桃谷300 電話0748-82-3411

▼銀座・黒田陶苑の支店「鎌倉工芸」が4月1日、鎌倉市小町2-23-6日蓮の辻説法通りにオープンします。蔵をイメージした建物の中に、やきものが並びます。
 電話0467-25-2766

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