やきもの界ニュース 『陶説』2024年2月号より

令和5年度地域文化功労者表彰

全国で芸術文化の振興、文化財の保護等、地域文化の振興に功績のあった個人及び団体に対して、功績をたたえ文部科学大臣が表彰するもので、本年度は芸術文化分野が54件(個人50名、団体4件)、文化財分野が40件(個人26名、団体14件)が決まりました。

陶芸関係では下記の方が表彰されました。(敬称略)
◆芸術文化分野
南正 剛(陶芸家・北海道上川郡
小倉 健(陶芸家・兵庫県明石市)
金重 愫(陶芸家・岡山市)
◆文化財保護分野
大橋 康二(佐賀県立九州陶磁文化館名誉顧問・佐賀県武雄市)

令和5年度伝統的工芸品産業功労者等経済産業大臣表彰

伝統的工芸品産業の振興に顕著な功労があった個人等を表彰するもので、今年度は51名・団体の受賞が決定しました。(敬称略)

◆功労賞(組合役員等)
佐久間 藤也(益子焼協同組合理事長)
柴 幸一(笠間焼協同組合理事)
市野 力(丹波立杭陶磁器協同組合監事)
平川 忠(協同組合岡山県備前焼陶友会理事)
日幡 行雄(協同組合岡山県備前焼陶友会監事)
木山 勝彦(天草陶磁振興協議会会長)
田中 亮太(佐賀県陶磁器工業協同組合理事長)
◆功労賞(伝統工芸士)
福永 幾夫(九谷焼)
山田 登陽志(九谷焼)
大西 誠一(丹波立杭焼)
十時 開次(上野焼)

令和5年度「現代の名工」表彰式

厚生労働省では、各産業分野において、卓越した技能を持ち、その道の第一人者といわれる技能者を「現代の名工」と称えて表彰を行っています。
今年度の表彰者のうち陶芸関係は以下のとおりです。(敬称略)

[卓越した技能者 第12部門(窯業製品製造の職業等)]
井上春峰(陶磁器焼成工・京都府・煎茶道具)

アートフェア東京2024

本展が以下のとおり開催されます。一部展示については『陶説』3月号にて。
会期:3月8日(金)~3月10日(日) 11時~19時 *最終日は17時まで
会場:東京国際フォーラム ホールE、ロビーギャラリー (東京都千代田区丸の内3―5―1)
料金:前売4000円(税込)/ 当日5000円(税込)
※前売、当日券ともに事前オンライン予約制。「アートフェア東京2024」ウェブサイトより申込。ほか、詳細はウェブサイトをご覧ください。

陶の仏 近代常滑の陶彫

髙島屋史料館TOKYOで、「観音像の清風さん」とも呼ばれていた柴山清風と彼の仏像作品を中心に、明治時代から戦前にかけて常滑でつくられた陶器製の仏像の展覧会が開催されています。常滑美術研究所では、工部美術学校から指導者を招いたことから西洋の成形技術や彫刻の思想などが広まり、常滑では近代的な産業として陶彫を進めていました。これまであまり知られてこなかった常滑の一側面も見えてきます。監修は、君島彩子(宗教学者、和光大学講師)。
会期:~2月25日(日)
会場:髙島屋史料館TOKYO(東京都中央区日本橋2―4―1 日本橋髙島屋S.C.本館4階)

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