やきもの界ニュース 『陶説』2024年3月号より

能登半島地震・珠洲焼の状況

珠洲市立珠洲焼資料館の被害状況が、明らかになりました。地震当時の展示品数は102点で、破損は6点、転倒が13点。直接の支援の窓口はまだありませんが、そうした情報が入り次第、随時『陶説』へ掲載していきます。

清水六兵衞 CERAMIC SIGHT」展

清水六兵衞氏の作陶の歩みを幅広く紹介しています。
会場:中信美術館 京都市上京区下立売通油小路東入西大路町136―3 Tel 075-417-2323
会期:~3月15日(金) *月曜日休館
開館時間:午前10時~午後5時
料金:無料

第17回波山の夕べ―波山と窯の物語

板谷波山の窯について、荒川正明氏(学習院大学)、末武さとみ氏(佐野市吉澤記念美術館)、花井久穂氏(東京国立近代美術館)、濱岸勝義氏(元石川県立工業高等学校)など、波山ゆかりの人々が語ります。
日時:3月3日(日)午後5時から
場所:アルテリオ(しもだて美術館)1階集会室
料金:無料

アートフェア東京2024

会期:3月8日(金)~3月10日(日)11時~19時 *最終日は17時まで
会場:東京国際フォーラム ホールE、ロビーギャラリー (東京都千代田区丸の内3―5―1)
料金:前売4000円(税込)/ 当日5000円(税込)
※前売、当日券ともに事前オンライン予約制。「アートフェア東京2024」のウェブサイトより申込。ほか、詳細はウェブサイトをご覧ください。

以下、一部の出展内容です(店名につづくカッコ内の数字はブース番号、50音順)。
◆一柳堂 柳井(N065)
「工芸を愛でるⅡ」展を開催します。漆・蒔絵・木彫の作品を展示。守屋松亭の雲錦棗、六角紫水の硯箱、辻光典・山崎覚太郎の漆絵や二代田辺竹雲斎の竹花籠など出品し、明治~現代の時代の移り変わりを展観します。

◆浦上蒼穹堂(N075)
灰陶猪一家(前漢)など、中国の漢~唐の動物の俑を中心に展示します。また葛飾北斎の作品もあわせて展示します。

◆ギャラリーこちゅうきょ(N052)
 「戸田浩二―尖―」展を先行展示します。多様なファクターを孕む「尖(せん)」を具象化した焼締の新作を発表します。
この後、本展示をギャラリーこちゅうきょにて3月11日~16日に開催します。

◆Gallery Togeisha(N064)
「色絵柿右衛門様式 草花文六角面取壺」(1680年代 高27㎝)ほか、鍋島・古伊万里・柿右衛門のめずらしい作品を展示します。

◆しぶや黒田陶苑(N021)
「双雄 八木一夫・鈴木治」展を開催します。八木一夫と鈴木治の作品を各25点ほど展示し、その作風を幅広く紹介します。
◆瀧屋美術(N049)
岡本太郎の作品を中心に田中悠、沖津雄司の作品を合わせて展示します。

◆美術工藝 丹中(N063)
丹波・珠洲・信楽などの中世古陶、能楽美術を中心に優品を展示します。

◆繭山龍泉堂(N026)
昨秋開催された「青瓷昇華 唐宋と高麗の青瓷展」に続く青磁展、「南宋龍泉窯」展を開催します。中国・南宋時代の龍泉窯の青磁に焦点を当て、袴腰香炉・琮形(そうがた)瓶・鯱耳瓶など約10点を展示します。

◆RYUSENDO GALLERY(S001)
伊藤秀人氏と繭山龍泉堂が共に創り上げた「CELADON: FLAT」シリーズを発表します。立体でありながら平面作品として美的に成立することに主眼を置き、さらに21世紀ならではの表現方法をとりながら古典に立脚した青磁陶板作品を展示します。また本展は南宋龍泉窯の作品とともに、4月22日~27日にRYUSENDO GALLERYでも開催します。

◆水戸忠交易(N023)
3年ぶりとなるルーシー・リーの特集展示を開催します。会期を2回に分け、第1会場のアートフェア東京ではピンク線象嵌鉢、青釉鉢の名品2点とカップ&ソーサー類、第2会場の水戸忠交易(会期3月12日~24日)では鉢類や花生など、小品を20点程度展示する予定です。

◆渡邊三方堂(N073)
中国の動物の俑を中心に展示します。

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