協会ニュース 『陶説』平成27年9月号より

▼「2014年度日本陶磁協会賞・金賞受賞記念─神農巌・隠崎隆一展─」を9月28日(月)~10月3日(土)に日本橋・壷壺中居にて開催いたします。神農氏、隠崎氏それぞれの代表的な作品および新作、約30点が出品されます。是非とも足をお運びください。特集記事とともに同封のDMおよび本誌広告もご覧ください。

▼「富山後援会主催の茶会と展観」が9月23日(水・秋分の日)に富山美術倶楽部(富山市舟橋南町5-9)にて開催されます。今回は当協会副理事長林屋晴三氏の米寿を祝して、濃茶席は神通豊氏、薄茶席は林屋氏ご本人がお席を持たれます。展観の「茶陶名品展」については、いつも通り林屋副理事長に講演していただきます。同後援会以外の方も是非ご参加下さい。臨時会員は1万円です。詳しくは富山美術倶楽部内、日本陶磁協会富山後援会事務局(電話:0764-32-5081)・新庄氏までお問合わせ下さい。

▼「第11回大磯茶会」が10月24日(土)午前10時より大磯駅前の「松月」(神奈川県中郡大磯町871)にて行われます。濃茶席は矢部良明氏、薄茶席は黒田耕治氏、点心は松月。会費は2万円。お申し込みは大磯茶会事務局・松月(電話:0463-61-0037)までお問合わせ下さい。

▼「第62回日本伝統工芸展」が以下のとおり巡回します。なお、受賞作品については次号にて掲載いたします。

日本橋三越本店(9月16日~28日)、名古屋栄三越(9月30日~10月5日)、京都高島屋(10月7日~12日)、大阪府咲洲庁舎咲洲ホール(10月17日~23日)、石川県立美術館(10月30日~11月8日)、岡山県立美術館(11月12日~29日)、島根県立美術館(12月2日~23日)、香川県立ミュージアム(2016年1月2日~17日)、仙台三越(1月21日~26日)、福岡三越(2月2日~7日)、松山三越(2月16日~21日)、広島県立美術館(2月24日~3月13日)

▼「~港で出合う芸術祭~神戸ビエンナーレ2015」が9月19日(土)~11月23日(祝)に開催されます。阪神・淡路大震災から10年を機に2年おきに開催、今回は“スキ[suki]”をテーマに様々な展示企画、コンペティション(「現代陶芸コンペティション」は下記参照)などが開催されます。会場はメリケンパーク・ハーバランド・元町高架下エリア、東遊園地・フラワーロードエリア、ミュージアムロードエリア(兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館、BBプラザ美術館)ほか。詳細はHP (http://www.kobe-biennale.jp)または神戸ビエンナーレ組織委員会事務局(電話:078-322-6490)まで。

▼「神戸ビエンナーレ2015現代陶芸コンペティション」の入賞者が、応募総数192点(168名、32都道府県)より、以下のとおり決まりました。

神戸ビエンナーレ大賞=市野秀作(兵庫県)「丹波灰釉彩大鉢」
準大賞=橋本知成(石川県)「太陽の輪廻」
審査員特別賞・兵庫陶芸美術館賞=レ・ターン・グェン・フーン(京都府)「微か」
奨励賞=崎山隆之(静岡県)[suki]、今田拓志(広島県)「隔壁の陶」、竹内紘三(兵庫県)「Modern Remains Polyhedron」、田中豊(愛知県)「泥翔輪彩紋大鉢」(敬称略)

このほか入選31点。審査員は乾由明・榎本徹・中ノ堂一信・肥原碩甫・マルテル坂本牧子・三木哲夫・吉田泰巳の各氏。 入賞作品はBBプラザ美術館(電話:078-802-9286)にて9月19日(土)~11月23日(祝)に展示されます(同時開催「神戸ビエンナーレ2015 兵庫・神戸の仲間たち展」)。

▼「400年有田の魅力展」が日本橋三越・本館7階ギャラリーにて9月30日(水)~10月5日(月)に開催されます。日本で初めて焼成された磁器、有田焼の誕生四百年を記念してその魅力を紹介します。江戸期から昭和までの作品約百点により有田焼の歴史を紹介する展示のほか、職人による轆轤・絵付けの実演や体験ワークショップ、さらに有田の名窯を特集するコーナーが設けられ、また人間国宝から窯元までの作品が展示販売されます。なお、9月30日(水)午後3時から鈴田由起夫氏(佐賀県立九州陶磁文化館館長)による講座「“はじまりのカフェ” 有田焼の歴史を学ぶ~400年有田の魅力展~」が開催されます(料金1,620円、要申込:電話03-3274-8843)。なお本展は阪急うめだ本店(平成28年2月24日~29日)、福岡三越(3月9日~14日)に巡回します(以後未定)。

▼「市野雅彦─軌跡、丹波にて」(開館十周年記念・2015年度著名作家招聘事業×テーマ展)が兵庫陶芸美術館(電話:079-597-3961)にて9月5日(土)~来年2月14日(日)に開催されます。日本陶芸展大賞《開》をはじめ、細かい刻文が施された装飾性の強い初期の作品から、丹波の伝統技法である赤土部やイッチンなどを駆使した最新作まで出品(95頁も参照)。なお、日本橋三越では「─TAMBA─市野雅彦展」を9月30日(水)~10月6日(火)に開催、最新作約50点が並びます。

▼「6つの個展2015」が茨城県近代美術館(電話:029-243-5111)にて9月5日(土)~10月18日(日)に開催されます。県内に制作の拠点を置き、高い評価を得ている陶磁の島剛氏ほか、ジャンルの異なる立見榮男・佐藤杏子・横須賀幸男・間島秀徳・内海聖史の6人の作家による展観。なお、10月11日(日)午後2時から島剛氏のアーティストトークが催されます。

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