協会ニュース 『陶説』平成21年12月号より

▼例年1月号で謹賀新年の名刺交換を行なっています。料金は1ワク1万円、何ワクお申し込み下さっても結構です。住所・芳名・電話・役職名などをご記入の上、編集部までFAX(03-3292-7125)して下さい。12月初旬まで受付ます。

▼「第51回日本陶磁協会賞受賞作家展」が2010年2月4日(木)から20日(土)まで、銀座・和光本館6階の和光ホールにて開催されます。今回は、伝統からオブジェまで日本を代表する歴代受賞作家44名の力作のほか、“おもてなしの器”をテーマとした楽しい器類など百点余が並びます。(2月7日、11日、14日は休み、最終日20日は午後5時まで)

▼高知支部主催の「やきもの鑑賞と講演」が10月31日(土)午後2時から4時まで、高知共済会館4階・白鳳の間にて催されました。講師は戸田博常任理事、演題は「高麗茶碗…大井戸茶碗とその周辺」でした。展観は、大井戸茶碗・銘「三室」、小井戸茶碗・銘「九重」、その他高麗茶碗。

▼この秋の褒章で、陶芸作家十四代今泉今右衛門氏(46)が、紫綬褒章を受章されました。心からお祝い申し上げます。

▼東京国立近代美術館工芸館が収蔵する陶磁、ガラス、漆工、金工、木工、竹工、染織、人形、グラフィックデザインなどの作品は現在、計2,840点を数えます。この膨大なコレクションの中から、日本古来の素材と現代にも通じる表現が見事に融合した伝統工芸の秀作を中心に、徹底して芸術性を追求した格調の高いオブジェ、さらに伝統や前衛といった枠組を超えて素材の可能性を探求する新しい世代の作品など、まさに”日本の近・現代工芸の精髄”というべき104点が、12月12日(土)より23日(水)まで和光本館6階和光ホールにて展観されます。12日の午後2時からは金子賢治氏による講演「近代工芸の名品」が和光本館7階で催されます(定員40名要予約)。また、16日には今井陽子氏、19日には唐澤昌宏氏によるギャラリートークが午後2時より和光本館6階ホールで行われます。いずれも参加無料。お問い合せ、ご予約は和光デザイン広報部広報(電話:03-5250-3127)まで。

▼備前歴史フォーラム2009「鎌倉・室町BIZEN~中世備前焼のスガタ」が平成22年1月16日(土)午前10時から午後4時45分まで、備前焼伝統産業会館3階総合研修室(備前市伊部1657-2)で開催される。四国、岡山・広島、鳥取、島根における備前焼の流通について各地元研究者により報告されるほか、橋本久和氏による基調講演「土器・陶磁器が語る中世の流通」、石井啓氏の遺物・陶磁器片のレクチャー、「中世備前焼の様相」をテーマとしたパネリストによる討論会などが行われる。詳しくは、備前歴史フォーラム実行委員会事務局(電話:0869-64-1841 E-mail:bzsyougai@city.bizen.lg.jp)までお問い合せください。

▼三原研展“ほ”が12月1日(火)から10日(木)まで銀座の阿曾美術(電話:03-3564-2209)で開催される。三原氏の愉しい香炉、香合、茶碗、茶器など、新作が並ぶ。

▼「岩瀬健一作陶展」が12月2日(水)から8日(火)まで松屋銀座7階美術サロンにて開催されます。

▼小川待子展が12月5日(土)から26日(土)まで名古屋のギャラリー顕美子(電話:052-264-7741)で開催される。

▼「第39回全陶展」が11月2日から12日まで、東京・上野の東京都美術館で開催された。今年は、応募総数547点の中から158点が入選し展覧された。文部科学大臣賞には三崎哲郎(千葉)の「糸抜き波状紋大鉢」、東京都知事賞には堀田末秋(埼玉)の「彩泥線文花器」、谷中田賞には上田文子(北海道)の「象嵌焼締菱紋壼」、清水賞には村上義恵(東京)の「濡 パート II」、月刊陶遊賞には梅澤順子(東京)の「ふぅー」、CCU青山賞には石栗芳恵(神奈川)の「The bridge for a bright future」、全陶展大賞には高橋直樹(神奈川)の「波状」、理事優秀賞には峯村昭子(千葉)の「緋暁」、会員優秀賞には小島義雄(埼玉)の「布目秋草文器」、会友優秀賞には柏川法潤(北海道)の「俤」、新人賞には篠宗人(群馬)の「山法師文様象嵌器」、クラフト賞には荒蒔幸子(東京)の「修飾・青の物語」が選ばれた。また、奨励賞には井上惠介(神奈川)「樹皮紋灰釉扁壺」、臼井計一(千葉)「灰粕押圧文鉢」、大野正文(東京)「線象嵌公魚文鉢」、佐藤漣(東京)「晩冬の象」、鈴木千冬(東京)「色絵皿」、土田和夫(新潟)「風」、努力賞には草開清美(富山)「里山の風」、小菅りくえ(埼玉)「’09岳」、勝賀瀬寛(香川)「備前変形花器」、高田健市(神奈川)「臭文組皿」、福井いね子(東京)「和絵付け色変わり組皿(初秋)」、牧瀬桂子(鹿児島)「椿」、渡邊尚義(大分)「色絵山帰来文坪」が選ばれた。

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