協会ニュース 『陶説』平成19年11月号より

▼仙台支部の秋の大会が11月18日(日)午前10時から午後3時まで、仙台市博物館1階で開催される。講師は日本陶磁協会常任理事・黒田和哉氏。演題は「備前」。講演は午後1時より同博物館講堂にて行われる。なお、添釜は裏千家・石龍太虚先生社中。詳しくは、金源堂(電話022-222-6710)までお問い合せください。

▼第3回「耳庵会茶会」が12月2日(日)、福岡東洋陶磁美術館で開催される。この茶会は松永耳庵(12月1日誕生)の誕生を記念して、2年前から始まった茶会。今回は、「やきもの文化講座」が午前と午後の2回に渡って催される。演題は「青山二郎の眼─ものが見えるということ」、講師は日本陶磁協会主任研究員・森孝一。詳しくは耳庵茶会事務局(092-751-4358 山想園内)までお問い合わせください。

▼「新橋煎茶会」が11月24日(土)午前10時半より午後3時半まで、新橋「金田中」(東京都中央区銀座7-18-17 電話03-3541-2556)で催される。今回の茶席は有以社同人、清水波井、井上オリエンタルアート、渡邊三方堂。薄茶席は嶺松庵小川宗洋宗匠、点心は金田中。会費は22,000円。お申し込みは、郵便振込00910-0-40867 社団法人茶道花道連盟まで。締め切りは11月15日です。

▼「赤膚焼研究会」の第22回例会が11月24日(土)午後2時から4時まで、奈良市登大路町63番地 国際奈良セミナーハウスにて開催されます。今回の講師はMIHO・MUSEUM学芸員の畑中章良氏。演題「乾山」です。会費500円。詳しくは、事務局(大和郡山市朝日町4-18 電話0743-52-3274)小川一雅氏までお問い合せください。

▼「森陶岳展 2007」が11月17日(土)、18日(日)の2日間、岡山県笠岡市笠岡2445-6 豊池美術店で開催される。詳しくは、電話0865-62-2732 豊池美術店までお問い合せください。

▼「第54回日本伝統工芸展」が9月30日まで、東京日本橋の三越本店本館7階ギャラリーで開催された。今年は一般の出品作品2,217点から660点を選定し、これに重要無形文化財保持者らの作品85点を加えた745点の入選作品を決定、さらにその中から受賞作品16点を選定した。

日本工芸会総裁賞に選ばれたのは長内洋三氏の朱塗「乾漆堤盤」。陶磁器では徳澤守俊氏の「朝鮮唐津水指」が文部科学大臣賞を受賞。
その他には、高松宮記念賞には小島有香子氏の「積層硝子皿『月暈』」、東京都知事賞には川口清三氏の「朴拭漆盛器」、NHK会長賞には松田典男氏の「螺鈿飾箱『落流』」、朝日新聞社賞には畠弘政氏の「四方釜」が選ばれた。

また、日本工芸会会長賞には高木秋子氏の「木綿風通織着物『勿忘草』」、日本工芸会保持者賞には灰外達夫氏の「神代杉造食籠」、日本工芸会奨励賞には小野隆治氏の「釉象嵌波絞鉢」、福島寛子氏の「呉須絵絣文角鉢」、釜我敏子氏の「型絵染着物『沢芹文』」、奥村公規氏の「朧銀地金鏤厘『羽音』」、島田耕園氏の「『入魂』陶胎胡粉」、日本工芸会新人賞には藍田愛郎氏の「江戸小絞着尺『ニツ割よろけ毛万」」、松本破風氏の「束ね編花結び文盛藍」、松本三千子氏の「省胎七宝捻鉢『露草』」が選ばれた。

なお、東京展の後、名古屋、京都、大阪、仙台を回って、11月2日から11日まで金沢21世紀美術館、11月15日から12月2日まで岡山県立美術館、12月5日から24日まで島根県立美術館、平成20年1月2日から20日まで香川県文化会館、1月23日から2月11日まで広島県立美術館、2月13日から2月18日まで福岡天神岩田屋、2月23日から3月2日まで三越松山店を巡回する。

▼陶芸家の川瀬順一(二代竹春)氏が9月19日死去されました。84歳。喪主は長男の川瀬忍氏。通夜は21日、告別式は22日、セレモニーホールニ宮斎場で行われました。謹んで哀悼の意を表します。

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