協会ニュース 『陶説』平成14年10月号より

▼箱根の自然と美術の共生をコンセプトにしたポーラ美術館が箱根仙石原の小塚山のムもとに9月6日オープンした。このコレクションは、ポーラグループのオーナー・故鈴木常司氏が40数年にわたり収集したもので西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、彫刻、東洋陶磁、日本の近現代陶磁、ガラス工芸、化粧道具など、総数9500点余に及ぶもの。開館記念展として今回開催されている「光のなかの女たち」では、光と女性を描いたモネ、ルノワールらの印象派絵画を中心に約100点の西洋絵画と60点の日本の洋画を展示する。その他にも、ガラス工芸、化粧道具、東洋陶磁(60点)を合せて展示している。
ポーラ美術館は神奈川県足柄郡箱根町仙石原小塚山1285 電話0460-4-2111

▼このたび坂本五郎氏(古美術店「不言堂」初代社長)より380余点の中国古代青銅器が、奈良国立博物館に寄贈された。その品々は、同氏が半生をかけて集めたもので、中国の商(殷)時代から漢時代までの青銅製の容器や楽器を中心に、武器や車馬具、農工具、文具類など多岐にわたるもの。その坂本コレクションの寄贈を記念して、同館にて9月7日(土)より常設展示される。

▼老舗から精鋭まで、日本を代表する美術商126店が結実する「東美アートフェア」が、10月4日(金)から6日(日)まで東京美術倶楽部で開催される。今回展示されるのは、茶道具、鑑賞陶器、洋画、日本画、工芸、仏教美術、刀剣など。
詳しくは、東京美術倶楽部 電話03-3432-0191

▼第20回「備前焼まつり」が10月10日より12月8日まで行われるのを記念して、岡山県備前陶芸美術館にて「古備前名陶展」が同時開催される。詳しくは、岡山県備前陶芸美術館 電話0869-64-1400

▼国際陶磁器フェスティバル美濃2002の開催に際し、日本陶磁協会岐阜県支部主催によるトークセッションが10月27日(日)多治見市産業文化センター3階大会議室で行われる。トークセッションは岐阜県現代陶芸美術館館長・榎本徹氏、陶芸家の鯉江良二氏、加藤孝造氏、ナビゲーターとして加藤幸兵衛氏が参加します。入場は無料。トークセッションは15時から交流会(有料)は17時から。詳しくは多治見市役所農林商工課担当・立花まで 電話0572-22-1111(343)

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