東美アートフェア2025~協会ニュース『陶説』2025年10月号より

東京美術商協同組合に所属する120店の美術商により、古美術・近代美術・現代美術・茶道具・工芸など美術品の優品が、それぞれ趣向を凝らして展示・販売されます(『陶説』865号80~81頁参照)。会期中にギャラリーツアー、茶会なども開催されます。
日時:10月17日(金)10時~19時 / 18日(土)10時~18時 / 19日(日)10時~17時
会場:東京美術倶楽部 東京都港区新橋6―19―15 ℡03―3432―0191
入場料:一般前売1500円(税込)/ 一般当日2000円(税込)

公式サイトはこちらから

・ギャラリーツアー:各日15時から(所要時間45分予定)
18日 高山れおな氏(『芸術新潮』編集長)×瀬谷貴之氏(神奈川県立金沢文庫主任学芸員)
17日 川島公之氏(繭山龍泉堂、組合理事長)
19日 山村浩一氏(永善堂画廊、組合理事)
定員 各15名 お申込みは、応募フォームより受付。

・茶会各日11時から、2階済美庵にて
 定員 各日200名(先着順)料金 1500円(税込)

    ◇◇◇
以下、一部美術店の展示内容を紹介します(50音順、カッコ内はブース番号)。
◆池正(3―11)
 清朝時代の古玉を20点ほど出品します。

◆井上オリエンタルアートGINZA(4―35)
 明・萬暦帝家族の団欒風景を彷彿させる貴重な官窯の小品群 《萬暦五彩龍文小盒子》《萬暦染付鳳凰文小盒子》 《萬暦染付龍唐子文長方盒子》。また南宋~元時代の龍泉窯砧青磁でめずらしい四匹の魚を配した大皿は「寛文六年」(1666年)製 、日本伝世を伺わせる桐箱が伴う稀少な作品。これら中国陶磁や日本、そして朝鮮古陶磁とともに展示。開業三十年目を迎え、見どころ溢れる作品を出品します。

◆しぶや黒田陶苑(3―3)
 「山村慎哉展」開催。《螺鈿丸文片身替平棗》ほか出品します。この後10月24日~28日に店舗にて開催します。

◆瀬尾商店(3―23)
 《絵唐津茶碗》など茶道具を中心に展示します。

◆谷庄(2―2)
 「茶の湯 茶碗展」開催。《志野橋文茶碗》《黒織部沓茶碗 銘羽衣》など、茶の湯の茶碗を約20碗出品します。

◆中長小西(4―3)
 黒田辰秋の《拭漆欅葡萄杢飾棚》ほか出品します。

◆前坂晴天堂(4―33)
 「~百花繚乱~古伊万里の世界」展開催。鍋島・古九谷・柿右衛門・古伊万里・初期伊万里など、肥前有田磁器の優品を多数展示販売します。

◆水戸幸商会(3―19)
 花生、茶碗、香炉、《祥瑞捻瓢箪徳利》ほか酒器など、茶道具を中心に展示します。

◆水戸忠交易(3―1)
 「澤谷由子―露を綯う―」展を開催。今までにない大作に挑みます。イッチンの装飾により、アラン模様にモチーフを求めた作品5点余を出品予定です。

◆利菴アーツコレクション(4―14)
 明法花の大壺、萬暦の鉢、李朝の筆筒など、利菴の陶磁コレクションを約80点出品します。

◆渡邊三方堂(3―33)
 《月白釉輪花鉢》(北宋・汝鈞窯)など、中国陶磁の優品を中心に展示します。

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