●協会ニュース 『陶説』平成23年11月号より

▼ 第16回やきもの文化講座
「日本人が愛したやきもの 第3回唐物茶陶─その変遷と賞玩」

場所:根津美術館・講堂(東京都港区南青山6-5-1)
日時:12月9日(金)13時30分より
講師:林屋晴三氏
定員:120名
参加者:会員2,500円、一般3,000円(入館料込み)

室町時代に成熟した唐物趣味は、やきものでは曜変天目、油滴天目、玳皮盞天目、南宋官窯の青磁、龍泉窯の砧青磁を高く評価しています。15世紀後半、村田珠光の時代には黒釉茶壼・茶入、灰被天目といった唐物を尊重する茶の湯の美学が興りますが、千利休の登場によって創作茶道具が提唱されますと、高価な唐物の名声は下がりますが、江戸中期には明末の祥瑞、古染付、呉州赤絵など、日本から注文した茶道具を中心に唐物が再び流行します。
やきもの文化講座では、日本人が愛したやきものとしての唐物について、林屋晴三先生にその変遷と賞玩を中心に講演をお願いいたしました。

参加ご希望の方は電話で日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124)までお申し込みください。追って振替用紙をお送りいたします。

▼9月22日(木)の理事会終了後、公益法人申請書類を添付して、内閣府公益認定委員会宛に、電子申請いたしました。右の写真はその時のもので、手前に座っておられるのが根津公一理事長です。その後には、右から後藤康雄常任理事、森孝一事務局長、渡邉幸子経理担当、山本真由美編集担当です。

▼第七回大磯茶会が11月19日(土)JR大磯駅前の「松月」で行われる。濃茶席は黒田宗亨(黒田和哉理事)氏、薄茶席は小川宗洋氏、点心は松月。お問い合わせは、大磯茶会事務局・松月(電話:0463-61-0037)まで。

▼第7回「耳庵茶会」が11月27日(日)福岡東洋陶磁美術館にて開催される。この茶会は松永耳庵(12月1日誕生)の誕生日を記念して始められた茶会で、耳庵の残歿後40周年に当る今年は「松永耳庵の茶の湯」について、日本陶磁協会事務局長・森孝一による“やきもの文化講座”が午前と午後の2回に渡って催される。詳しくは耳庵茶会事務局(電話:092-751-4358 山想園内)までお問い合せ下さい。

▼財団法人三徳庵の「お茶」をキーワードに語り合う「第2回、お茶つながりがおもしろい」が10月15日(土)午後2時より/東京商工会議所ホールで開催された。本会は、日本の伝統文化である「お茶」に関する談義を通し、現代の日本では忘れられがちな「昔からの智慧や伝統」について改めて見直すことを目的としたイベントで、第2回目となる今回は、モデルでタレントのはなさんをゲストに迎え、大日本茶道学会の副会長である田中仙堂とのトークショーが行われた。トークは、はなさんの趣味であるお菓子作りや仏像鑑賞から始まり、やがて三尊仏の話から床飾りの三幅対の話に移り、そしてお茶との関連について話されるなど、愉しいトークが展開された。

▼第45回公募展「女流陶芸展」が11月9日(水)から13日(日)まで京都市美術館において開催されます。

▼第58回日本伝統工芸展が東京を皮切りに巡回。名古屋・京都・大阪に巡回した後、11月6日(日)まで金沢(石川県立美術館)、11月9日(水)~14日(月)は仙台(仙台三越)、11月17日(木)~12月4日(日)は岡山(岡山県立美術館)、12月7日(水)~25日(日)は松江(島根県立美術館、翌年1月2日(月)~22日(日)は高松(香川県立ミュージアム)、1月25日(水)~2月12日(日)は広島(広島県立美術館)、2月15日(水)~20日(月)は福岡(岩田屋本店)、2月28日(火)~3月5日(月)は松山(三越松山店)を巡回する。

▼「イギリス、セント・アイヴス 鯉江良二展」が11月1日(火)から12日(土)まで、名古屋の橋本美術(電話:052-262-8472)で開催される。また、5日(土)午後3時から鯉江氏による「セントアイヴスと私」をテーマにギャラリートークも催される。

▼「今田拓志陶展「燻器」」が11月2日(水)から8日(火)まで福山天満屋6階アートギャラリーにて開催される。

▼「山田和陶展」が11月2日(水)から8日(火)まで日本橋三越本店本館6階美術特選画廊(電話:03-3241-3311)にて開催される。

▼「中島克童作陶展」が11月2日(水)から8日(火)まで松屋銀座7階遊びのギャラリー(電話:03-3567-1211)で開催される。

▼「第25回岩瀬健一作陶展」が11月3日(祝・木)から8日(火)まで松屋銀座8階イベントスクエアにて開催される。

▼「川崎毅展」が11月7日(月)から19日(土)まで、器・ギャラリーたち花(電話:03-5483-8286)で開催される。

▼「矢野直人初個展」が11月11日(金)から20日(日)までGALLERY一番館・東京店(渋谷区桜ヶ丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル1階 電話:03-6427-0029)で開催される。

▼「色絵陶瓷石原祥嗣展」が11月16日(水)から29日(火)まで日本橋三越本店6階美術工芸サロンで開催される。

▼「池西剛展」が10月16日(日)から11月27日(日)までミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館 電話:089-978-6838)で開催される。

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